2019.11.13 | くまさん,くまさん本舗,くまちゃん,ゴンちゃん,日めくりゴンちゃん,赤鬼ゴンちゃん,

日めくりゴンちゃん <2019.11.13>

赤鬼ゴンちゃんから、平日毎日お届けするあなたへのメッセージ☆ [2019.11.13]

あなたが居たから 私が居る。

と思える瞬間は、いろんな場面で訪れます。

一番身近な例でいうと、

母の場合・・・

僕の大好きな里芋の煮っころがしが食卓に出てきたときの幸せを噛みしめる。

母の横顔を見る。

あ、この人はなぜ僕にこれを作ってくれたんだろう。

僕に、喜んでご飯を食べてもらいたいから。

僕の、笑顔を見たいから。

僕に、生きて欲しいから。

この人は、僕が居るからご飯を作ってくれる。いや、僕は、この人が居るからこうやって笑って生きていられるんだ。

ありがたい。。美味い。。

それと、

悪友の場合・・・

大阪の怪しい先生の元に連れて行かれたとき。

「お前は俺の言うことマジで聞いてないやろう。ざけんなや。」

聞いてない訳ではない。理解できないのだ。それは一体なぜ僕がやらないといけないのかがわからない。ここに来ても何も変わらない気がしている。

「俺はお前が逃げてるだけやと思う。逃げたら何にもわからんまま終わるんや。それでもいいんか?」

それでもいい。逃げているつもりもない。

「じゃあなんでここに来た。一体誰のためにここに居るんや?」

誰のために。。。ハッとする。

誘われて、何の気なしについてきた自分にはなんの目的も使命感もなかった。誰のためか。

「俺は、人類のために来た」

でかい。。お前らしいよ。

僕は、、、うーん。自分の病気がなんなのかを知ることで、治療法を探し出し、治癒までできればまあありがたい。しかし、こんな場所のこんな先生に診てもらってもわかりっこない。と思っている。

「お前は、いつもそうや。達観しすぎてつまらん。もっと怖がれや。もっと苦しそうにしろや。もっと嫌なことは嫌っていえや!俺ができることはこれくらいや。お前がその気になりゃ自分で治せるはずやのに諦めやがって。」

ああ。こんなに心配させていたのか。申し訳ない。ごめんと言おうとしたそのとき、

「お前が生きることで、俺はな、人類が救われると信じてるんや。俺とは違ってお前は子どもをめっちゃ笑わせることができる。子どもが明るく笑えば、周りのみんなも自然に笑う。笑いのある世界は、平和や。だから俺はお前を助けると決まってるんや。言うこと聞け。今日だけでいい。」

本気で友達のことを心配して、大げさな表現で鼓舞し、僕の大好きな子どもの笑顔の話題を出して、静かに諭す。しかも、助けると決まってる。ときたもんだ。

救われた。

怪しい先生の言葉より、友人の想いに応えたいと思った。

こいつがいてくれるから、僕がここに居ていいって思えた。おかげで病気も消えた。

もう一つ、

犬猫ちゃんの場合・・・

犬とも、猫とも、目と目が合う。

その瞬間、心が通じ合う気がする。

抱っこさせてくれない猫ちゃんも、目が合ってしばらくすると撫でるだけやったらええで。という顔で後ろを向く。撫でると、少しずつ逃げてはいくが気持ち良さげにゴロゴロと喉を鳴らす。撫でられている間にも後ろを向いてまた目と目が合う。実は心地よいです。という瞬きを2〜3回したあと、急に我に返ったようにてててて〜っと去っていく。まるで、「お前何してんねん!勝手に撫でんなや!」と怒っているかのように。

そんな態度も可愛くて仕方がない。

1日に一回しか顔を見せない猫ちゃんも居る。御飯時。夜。黒猫だから見つけにくい。絶対に姿を見せたくない確信犯。電気を点けるとダッシュで逃げては行くが、一度は振り返って目を合わせてくれる。

ここにこうしていつも笑顔で君を見てるよ、というアピールは欠かさない。

プイッと去っていく後ろ姿がまた超可愛い。

何年も一緒に暮らしてきた大切な家族であるみんなだけど、必ず命が尽きる時がくる。

今年も2匹、見送った。何度経験しても辛い。

思い出が駆け巡り、温もりが手に胸に蘇ってくる。

病気での死、老衰、事故死、どの死も受け入れがたく、経験したくない。しかし、必ずやってくる。その時、そばに居てやることができる時と、できない時があり、そのどちらも辛い。

涙は枯れることなく流れ、写真や動画を見て懐かしむ余裕はない。寂しさと、また会いたい気持ちに押しつぶされそうになる。他の写真を探している間にその顔が流れていく間、涙を堪えるしかない。

仕事で遅くなって帰って来て、電気を灯すといつも同じ場所で座って待っていてくれた君。

風邪を引いてダウンしてる時は、必ず枕元にきて、僕のほっぺに顔をくっつけて寝てくれた君。

庭の掃除をしている時、なぜかいつも背中にジャンプして掃除の邪魔をした君。

猫じゃらしが大好きで、その可愛い肉球で早くやろう、早く遊ぼうとおねだりした君。

匂いに敏感で、ささみを買って来たときだけニャーニャーと必死に鳴きまくった君。

病院が大嫌いで、おしっこが漏れるまで声がかすれるまで頑張って鳴き続けた君。

どんなに苦しくても、黙ってその苦しみを我慢し続けた君。

亡くなる三時間前に、ちゃんとお別れの鳴き声を聞かせてくれた君。

君たちが居てくれたから、僕は笑顔で毎日仕事に励めたんだよ。

悩んでいたときも、苦しかったときも、いつも一緒に居てくれた。

僕は、この世に生まれて来たことに何度も感謝した。君たちに会えて本当に良かったと。

このように、何度も

あなたが居るから、私が居る。

と確認できる場面が訪れます。ほぼ毎日あります。

かよこさんに感謝したいことはたった一つ。

あなたが大切に育てた子どもたちが、人類を喜ばせる仕事をしています。うまくいかないこともありますが、いつも笑顔で頑張っています。褒めてあげてください。

おかげさまで、ありがとうございます。

あなたが居てくれて、本当に良かった!!!

[日めくりゴンちゃん]
人形劇師でもある、店主のくまさんと、
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人形劇師くま

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